支援事例一覧

生活環境支援事業

支援事例

 
#17 日常通路のウッドデッキの階段を緩やかに
  日常的に部屋の掃出し窓から出入りをし、ウッドデッキを通って外からの出入りをしている方の改修事例です。デッキから下りるときの階段は、改修前はとても急で段の奥行きも狭くとても危険でした。改修では、まずどの程度の段差であれば安全に昇降が可能であるかのアセスメントを実施、その結果に基づいて階段を設計しましたが、従来と同じ方向に設置すると通路の妨げとなるので、デッキ自体を拡大し、方向を変えて設置しました。
   
改修前の階段です。改修後とは向きが異なっています。急で足を乗せる段板の奥行きは15センチくらい、若者でも恐怖感を感じる階段でした。家族のつけた応急的な手すりが危険さを物語っています。   同時に設置された勝手口の手すりです。壁がない場所なので、床から支柱を立てて横方向の手すりを設置しました。合わせて踏み台も配置し、利用者は両手で手すりをつかみ、カニ歩きで横方向に昇降するレイアウトです。   さらに、勝手口外の段差部分にも手すりを設置しました。ステンレス芯材の屋外用の手すりで、夏の炎天下でも握れるように表面に樹脂素材がコーティングされています。このようなレイアウトではドアの開閉動線と身体の位置が重なりやすく、ドアの開閉をどの位置に立って行うかの検討が重要です。
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