支援事例一覧

生活環境支援事業

支援事例

 
#10 いざりから移乗するポータブルトイレの工夫
  いざり移動している方のためのポータブルトイレの工夫です。今までは、肘掛けの外れないポータブルトイレだったので、ひとりでは上がれず、介助を受けて持ち上げてもらっていました。動作を確認すると、腕の力は強く両腕のプッシュアップでお尻を持ち上げられることがわかりましたが、身体の向きを変えることに制限がありました。そこで、トイレの横に台をおいて、身体の向きを少しずつに分けて変えられるようにしました。
   
選択したポータブルトイレはアロン化成製の「セレクトシリーズ・肘掛けはね上げ・Lタイプ」です。最低座面高さが30cmと低く、いざりで移動する人が利用するにはよい製品です。重量からくる安定感もありベストチョイスでした。   床から座面に上がる動作の途中です。モデルは本人ではありません。トイレ座面に手をかけ、お尻を持ち上げて90度からだを捻ります。十分に前傾姿勢になったほうがお尻が上げやすいようです。台にお尻が乗れば、あとは少しずつ便座のほうに移動していきます。   降りる途中の状態です。台の下には足を引き入れるための空間を設けました。この空間に足を入れ、台と肘掛けを両手で支持することでゆっくりと膝を下ろしていきます。膝立ちになれば、あとは床に手をついて移動です。
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